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小規模企業共済とは?経営者の退職金準備と節税メリットについて

こんにちは。公認会計士・税理士の秋田英策です。

 

経営者の皆様、退職金の準備はできていますでしょうか。

小規模企業共済というのは、小規模企業の経営者や役員、個人事業主が、将来の退職金を準備しながら節税もできる代表的な制度です。

以下、小規模企業共済の概要やメリットなどを簡潔に記載いたします。制度の詳細につきましては、中小機構の公式サイトをご確認ください。

 

1. 小規模企業共済とは

小規模企業共済は、中小企業基盤整備機構(中小機構)が運営する、経営者・個人事業主向けの共済制度です。毎月掛金を積み立てることで、将来の廃業・退任・引退などに備えることができます。

 

2. 小規模企業共済の主なメリット

◆掛金が全額所得控除

掛金は月額1,000円〜7万円まで設定でき、支払った掛金は全額が所得控除の対象となります。

そのため、所得税・住民税の節税効果が期待できます。

 

◆受取時の税制優遇

共済金は、受取方法に応じて、下記の取り扱いがされます。

・一括受取:退職所得

・分割受取:公的年金等の雑所得

一般的には、税負担が抑えられやすい制度設計となっています。

 

◆退職金を計画的に準備できる

節税をしながら、経営者自身の退職金を計画的に積み立てられる点が大きな特徴です。

特に、利益が安定して出ている事業者にとっては活用しやすい制度といえます。

 

3. 注意点

◆任意解約では元本割れの可能性

掛金納付月数が一定期間に満たない状態で任意解約した場合、受取額が掛金総額を下回る場合があります。

そのため、長期継続を前提に加入を検討することが重要です。

 

◆加入後12ヶ月未満の解約

加入後12ヶ月未満で解約した場合、掛金が戻らない点には注意が必要です。

 

◆資金繰りに応じて減額も可能

掛金は、事業状況に応じて減額することも可能です。

無理に解約せず、継続を優先する方法も検討できます。

 

4. 貸付制度について

小規模企業共済には、掛金を担保とした貸付制度があり、以下のような特徴があります。

(1)担保・保証人不要

(2)比較的低金利

(3)一時的な資金繰り対策にも活用可能

 

5. まとめ

小規模企業共済は、①節税効果、②退職金準備、③将来への備え、を同時に行える制度です。一方で、加入期間や受取方法によって取扱いが異なるため、加入前には制度内容を十分に確認することが重要です。

 

加入していて損は無いです、というのは言い過ぎかもしれませんが、良い制度かと思います。私の周りでは掛け金上限額(年84万円)の方も多いです。メリットが大きいので、当事務所の顧問先様へは必ずおすすめしております。

 

おわり

【関連情報:中小機構】

小規模企業共済とは | 共済制度 | 独立行政法人 中小企業基盤整備機構